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CVポートの露出を如何に防ぐか

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 1月30日
  • 読了時間: 2分

がん患者さんなどで経口困難な患者さんにおいて、CVポートを管理することは多々あります。この際に重要なことは

合併症を如何に防ぐかということかと思います。

特にポート部の露出を時に経験しますが、これを防ぐ為には

・ポート本体の露出を防ぐために、穿刺部位は毎回変える。

・感染を防ぐためには、穿刺において、ポートを設置した時と同じような無菌的操作(手洗い、手袋)が必要。消毒はクロルヘキシジンが推奨される。内側から外側に向けて同心円状に30秒以上かけて消毒し、2分以上おいてしっかり乾かす。

・血栓を予防するために、パルシングフラッシュという手技

これは、約1mlずつ断続的にフラッシュする方法。カテーテル内に乱流がおこることで、血液を押し流す効果を高めます

ポートの露出やポート・カテーテル感染、カテーテル内血栓は、こちらの手技によって予防できます。

これらが起こると、ポート抜去が必要になり、治療が中断されるなど、患者さんの不利益が大きくなる。上にあげた手技は非常に面倒だが、面倒なことにこそ価値があると考えています。


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