
がん患者さんなどで経口困難な患者さんにおいて、CVポートを管理することは多々あります。この際に重要なことは
合併症を如何に防ぐかということかと思います。
特にポート部の露出を時に経験しますが、これを防ぐ為には
・ポート本体の露出を防ぐために、穿刺部位は毎回変える。
・感染を防ぐためには、穿刺において、ポートを設置した時と同じような無菌的操作(手洗い、手袋)が必要。消毒はクロルヘキシジンが推奨される。内側から外側に向けて同心円状に30秒以上かけて消毒し、2分以上おいてしっかり乾かす。
・血栓を予防するために、パルシングフラッシュという手技
これは、約1mlずつ断続的にフラッシュする方法。カテーテル内に乱流がおこることで、血液を押し流す効果を高めます
ポートの露出やポート・カテーテル感染、カテーテル内血栓は、こちらの手技によって予防できます。
これらが起こると、ポート抜去が必要になり、治療が中断されるなど、患者さんの不利益が大きくなる。上にあげた手技は非常に面倒だが、面倒なことにこそ価値があると考えています。
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#逗子、葉山、横須賀市、鎌倉市、横浜市の在宅医療
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