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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療における認知症について22~抗認知症薬の種類と使い方 ― 知っておきたい基礎知識
認知症の治療薬には大きく分けて 2つのタイプ があります。 1. コリンエステラーゼ阻害薬 ドネペジル ガランタミン リバスチグミン アセチルコリンという神経伝達物質の分解を抑えることで、脳内の働きをサポートし、症状の進行を遅らせる作用があります。 2....
8月24日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について21~レビー小体型認知症診断に役立つ検査
ダットシンチ(ドーパミントランスポーターシンチグラフィ)とMIBG心筋シンチグラフィ ダットシンチとは? ダットシンチは、脳の「黒質線条体ドーパミン神経」に存在する ドーパミントランスポーター(DAT) を画像化する核医学検査です。MRIや脳血流シンチでは分からない「ドー...
8月23日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について20~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴と限界
レビー小体型認知症 レビー小体型認知症(DLB)の脳血流低下パターンはアルツハイマー病と似ていますが、 後頭葉の血流低下 が特徴です。ただしPETでの糖代謝低下に比べると診断力は劣ります。 研究では、DLB患者23人・アルツハイマー病患者50人・健常者20人を対象に後頭葉血...
8月15日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について19~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴
脳血流シンチグラフィとは? 脳血流シンチグラフィは、脳の血流を画像で評価する検査です。主に以下の目的で使われます。 神経変性疾患(アルツハイマー病など)の鑑別 脳血管障害の評価 てんかん焦点の検出 認知症の多くは 神経変性疾患 か 血管性認知症...
8月14日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について18~VSRAD誤用にご用心 〜Zスコアだけで診断はできません〜
VSRADとは? VSRAD(Voxel-based Specific Regional Analysis system for Alzheimer’s Disease)は、MRI画像から**内側側頭葉(海馬や海馬傍回など)**の萎縮の程度を数値化し、アルツハイマー病の早期...
8月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について17~正常圧水頭症とは? 〜歩行障害・物忘れ・尿の悩みは治せるかもしれません〜
正常圧水頭症とは 正常圧水頭症(NPH)は、頭蓋内に脳脊髄液が余分にたまっているにもかかわらず、脳圧が正常範囲内に保たれている病気です。原因としては、くも膜下出血や頭部外傷後に起こる 続発性 と、原因がはっきりしない 特発性 があります。 主な症状は次の3つです。 歩行障害...
8月12日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について16~慢性硬膜下血腫と認知症診断 ― 見逃してはいけない病気
認知症診断における画像検査の役割 認知症の診断に、脳血流シンチグラフィやドーパミントランスポーターシンチ(ダットスキャン)といった 脳機能画像 は必須ではありません。多くの診断ガイドラインでは、疑い例に安易に脳機能画像を行わず、 治療方針が変わる可能性があるときのみ実施...
8月11日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について14~【医師監修】レビー小体型認知症とは?アルツハイマー病との違いと注意点
認知症というと、多くの人がまず「アルツハイマー病」を思い浮かべるかもしれません。しかし、実はそれに次いで多いのが「レビー小体型認知症(DLB)」です。本記事では、DLBの特徴・症状・注意点を、アルツハイマー病との違いも交えて解説します。 レビー小体型認知症とは?...
8月2日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑧~高齢者に処方する薬、本当に大丈夫?――認知症とまぎらわしい薬剤性症状に注意
高齢者では加齢による代謝機能の低下や、複数の疾患による多剤併用が避けられません。その結果、薬物の血中濃度が上がりやすく、副作用や相互作用のリスクも増加します。 なぜ高齢者は薬剤の影響を受けやすいのか? 肝機能・腎機能の低下 により、薬が体内に残りやすくなる 合併症が増える...
7月20日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑦~認知症と診断する前に必ず確認したい「脳外科疾患の除外」
認知症が疑われたとき、実は真っ先に行うべきことの一つが「他の治療可能な疾患の除外」です。特に重要なのが 慢性硬膜下血腫 や 特発性正常圧水頭症(iNPH)といった脳外科的な病気の見逃し を防ぐことです。 ✅ なぜ頭部画像検査が必要なのか?...
7月19日読了時間: 2分
【高齢者の失神を防ぐには?】転倒と筋力・血圧の関係を知る
高齢者の約3割が、1年間に1度は「転倒」を経験するといわれています。その中でも、 約30%が「失神」が原因 とされているのをご存じでしょうか? 今回は、なぜ高齢者は失神しやすいのか、そしてどうすれば防げるのかを、医療現場からの視点で解説します。 ✅...
6月21日読了時間: 3分


褥瘡を科学する28~在宅医療における「褥瘡ケア」の重要性
限られた環境でも、高い判断力とケアを 在宅医療の現場では、ベッド上で長時間過ごす患者さんが多く、**褥瘡(じょくそう:床ずれ)**の予防と治療は日常的な課題です。特に在宅では、病院とは異なり使用できる医療資源が限られているため、...
5月13日読了時間: 2分


褥瘡を科学する27~浸出液コントロールの基本:なぜ、どんな液が出ているのかを知る
褥瘡や創傷のケアにおいて、「浸出液(しんしゅつえき)」の量や性状を的確に評価することは、治癒に向けた第一歩です。浸出液は、傷の状態を映し出す「鏡」のようなもの。適切にコントロールすることで、感染を防ぎ、治癒を早めることができます。 浸出液の量によって変わるケア戦略 ■...
5月12日読了時間: 2分


褥瘡を科学する21~深い褥瘡・創傷に対する外用薬の治療戦略
深い褥瘡や複雑な創傷への対応では、適切な外用薬の選択と使用手順が極めて重要です。私たちは、科学的根拠に基づいた治療戦略に則り、患者さんごとの状態に応じて柔軟に対応しています。 ▼ 具体的な外用薬の使い方や症例の解説 については、当院の公式サイトおよびYouTubeチャンネル...
5月6日読了時間: 1分


褥瘡を科学する11~感染創にはドレッシング材を使わない!?
~在宅医療の現場からお伝えします~ 感染を起こしている創傷(感染創)には、通常のドレッシング材は使用しません。代わりに、 毎日の創部洗浄 と、 抗菌作用を持つ外用薬 による局所療法を中心に治療を行います。 感染がある場合、ドレッシング材で覆ってしまうと菌の温床となり、かえっ...
4月26日読了時間: 1分


褥瘡を科学する9~トップドレッシングを使うときのポイント
~湿潤環境と感染対策に配慮を~ 褥瘡(床ずれ)などの創傷管理において、 トップドレッシング(2次ドレッシング)は重要な役割を果たします。使用時には、創部を適切な湿潤環境 に保ちつつ、 感染管理 にも十分注意を払うことが必要です。これは、創傷治癒を早め、患者さんの負担を軽減す...
4月24日読了時間: 1分


褥瘡を科学する8~褥瘡ケアの基本:ドレッシング材は「滲出液の量」で選びましょう
褥瘡や慢性創傷のケアにおいて、ドレッシング材(創傷被覆材)の選択はとても重要です。その中でも特に意識したいのが「滲出液(しんしゅつえき)」の量です。 滲出液が多い場合には吸収力の高いドレッシング材、少ない場合には保湿性を重視したタイプが適しています。逆に、滲出液の量に合って...
4月23日読了時間: 1分


褥瘡を科学する2~【褥瘡治療の進化】壊死組織にどう対応するか?
在宅医療の現場では、 褥瘡の進行度に応じた柔軟な対応 が求められます。中でも重要なのが、 壊死組織の処置 です。 🔍 壊死組織には“自己融解”を促す外用薬が有効 褥瘡の状態によっては、壊死組織を取り除く必要があります。こうした場合に有効なのが、...
4月17日読了時間: 2分


がん性皮膚潰瘍とは? ~見えないつらさに寄り添うケアを~
がんが皮膚に広がったり、再発や転移によって体表面に現れると、皮膚が潰瘍化してしまうことがあります。これを「 がん性皮膚潰瘍 」と呼びます。 がん性皮膚潰瘍は、転移性がん全体の約5〜10%に見られ、 特に乳がんや頭頚部がん での発生率が高いといわれています(※1)。...
3月24日読了時間: 3分
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