top of page

創部へのガーゼ処置について

褥創にガーゼを当てるということはよく行われていますが、あまりよくない処置です

褥創治療においては、褥創はなぜできるのか?傷が治るとはどういうことなのか?を考えなければなりません。

①褥創はなぜできるのか? 廃用が進んだりで寝たきり状態になり寝返りができなくなると、体の一部分(特に骨の出っ張った部分)に圧力(体圧)がかかり、皮膚に血液が流れなくなり、皮膚が壊死することでできます。

つまり、褥創の治療または予防には、この体圧を下げなければなりません。褥創にガーゼを当て、ガーゼを下にして座ったり寝たりして体重がかかると、ガーゼには厚みがあるため、褥創部の体圧が上がってしまい、褥創はいつまでたっても治りません。原因(体圧)の除去ができていないからです。

②傷が治るとはどういうことなのか? 傷は湿潤環境下で修復が進むことが明らかになっていますが、ガーゼは傷を乾燥させてしまいます。

褥創にガーゼを当てるというのは、褥創を見えなくしているだけ(臭いものに蓋をしているだけ)で、治療の効果はありません。効果がないどころか、褥創を乾燥させ、また体圧を上げている、つまり褥創を悪化させているとさえ言えるのです。

これを解決するのが、体圧管理や湿潤開放療法です。ガーゼは百害あって一利なしと言えるでしょう。

写真は逗子在住山内明徳様撮影

最新記事

すべて表示

骨粗鬆症治療薬と高カルシウム血症の対策

エルデカルシトールに関して「エルデカルシトールによる高カルシウム血症と血液検査の遵守について」という文章が配布されました。 このような文章が配布される背景には、エルデカルシトールによる高カルシウム血症の症例が相当数あり、大きな問題になっているのではないかと推察されます。 骨粗鬆症治療薬であるエルデカルシトールは、同じ活性型ビタミンD₃製剤である、アルファカルシドール、カルシトリオールに比べて、骨密

Comentários


bottom of page