今回から、大腸がんについて詳述していきます。
がん死亡数は男女合同で第2位(男性3位 女性1位)であり、がん罹患数は男女合同で1位の疾患です。
大腸がんの予後は化学療法の進歩にて劇的に改善してます。
過去15年の治療薬の進歩で予後が改善しました。
生存期間中央値(ステージⅣ)は
~1990年代:化学療法なし 6カ月 化学療法 11カ月
2000年~:オキサリプラチン,イリノテカンにより2年まで延びました。
2010年~:ベバシズマブ抗EGFR抗体薬のおかげで3年となっています。
また早期発見において
検診による早期発見で死亡率が低下できるエビデンスが確立しており、便潜血反応・大腸内視鏡(ファイバー・バーチャル)が有用です。
大腸がん化学療法感受性あり、Molecular subtypes(遺伝子サブタイプ)により治療効果分かっています。具体的には
RAS遺伝子野生型 抗EGFR抗体が有効
BRAFv遺伝子変異 化学療法が効きにくい
MSI-H 免疫療法が効く 化学療法が効きにくい
ということが分かっています。
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