top of page

高齢者の痛みの治療~PMR(リウマチ性多発筋痛症)

リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica:PMR)は、急性発症の頸部、肩、臀部などの著しい痛みとこわばりを特徴とします。私自身、脳外科医としての勤務医時代には脊椎の手術と外来も行っていたのでこうした症状の患者を沢山診ておりました。本疾患は診断されずに原因不明のまま、抗生剤やNSAIDsが処方されているだけのことも多い疾患です。症状としては、普通に生活していた高齢者が突然、全身の痛みで起床できなくなって、微熱がでて、食欲も低下するというのが典型的な経過です。以前は、対称性の近位筋の把握痛で診断されていましたが、現在、肩や大腿の滑液包炎がこの疾患の病態であることが分かってきたので、診察時はエコーで滑液包炎を探すようにしています。治療はステロイドの内服です。少量のステロイドに劇的に反応します。上記のようなひどい状態から劇的に改善するので、患者さんやご家族からはとても感謝されます。但し、高齢者へのステロイドの長期投与は副作用もありますので、可能な限り短期で処方を止める必要でもあります。

#リウマチ性多発筋痛症 #高齢者の頸部、肩、臀部の痛み #逗子、葉山、横須賀、鎌倉在宅医療 在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります


最新記事

すべて表示

認知症予防と運動の重要性に関する新しい知見

前回運動による認知症予防効果について触れたのですが、逆の研究結果がBMJ. 2017 Jun 22;357に掲載されています。 内容は認知症を発症した患者とそれ以外の参加者の間で、追跡期間中の1週間あたりの総運動時間、低強度の運動をした時間、中~高強度の運動をした時間を比較すると、診断の9年前から認知症患者の運動時間は減少し始め、認知症と診断されなかった人々との差は、それ以降有意になった。診断の9

運動と認知機能の関係について

アルツハイマー型認知症治療薬「アデュヘルム」のニュースが駆け巡りましたが、治療効果、治療適応、費用などまだまだ夢の薬でないというのが実感です。自身、年齢と認知機能のギャップのある方には、個人的によく3つの質問を20年近くしています。それは職業、食の指向、そして運動習慣です。福井や静岡など都会型の生活でない環境の患者さんを多く見てきた印象ですが、やはりよく身体を動かし、健やかな食生活してバランスよく

Comments


bottom of page