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褥創感染の対策と治療:組織保護と抗菌薬の適切な使い方

褥創が感染しているかどうかは、褥創周囲に感染の4徴候(熱感、発赤、腫脹、疼痛)があるかどうかで判断します。

 

感染していた場合、大原則として、褥創内に消毒薬(イソジンシュガー、カデックス軟膏、ユーパスタなど)を入れてはいけません!

その理由は・・・

消毒薬には殺菌作用がありますが、組織障害作用もあるからです。

その作用の強さは、

組織障害作用>殺菌作用

なのです。

つまり、消毒薬を使うと菌を殺すよりも、褥創自体を傷めるほうが強くでてしまいます。

ステージ2の褥創をステージ4にしてしまうのが、消毒薬だと考えてください。

褥創を治すのには、創面で細胞培養をしているイメージも持ってもらうと良いです。

細胞培養をしているシャーレに消毒薬を入れてはいけないことは感覚的にわかると思います。

それでは、褥創感染はどのように治療すればよいでしょうか?

デブリドマン、ドレナージ、抗生剤(内服、点滴)の3本柱で治療します。

デブリドマン:壊死組織は正常組織に置き換わることはないので切除します。

ドレナージ:内部に溜まった膿の出口を作ります。膿には抗生剤は届かないからです。

抗生剤(内服、点滴):抗生剤の局所投与ではダメです。血流に乗った抗生剤が細菌をたたきます。

これは、褥創感染に限らず、あらゆる感染症の普遍的な治療原則です。

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