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在宅医療にける尿閉時の対応~経腹壁膀胱穿刺の実際

更新日:8月26日


在宅医療において尿閉のトラブルは時に起こります。

そうした場合の対応方法について

 

バルーン留置

注意点は

1まずはカインゼリーを十分に注入する

2ペニスをしっかり 引っ張り上げる

3 ある程度太めのカテーテルを使用 するの3つがあげられます。

男性の尿道は生理的に湾曲しているため, なるべ くその湾曲を直線状にするため, ペニスを牽引する ことが重要であり, 細いカテーテルの場合, やわら かすぎてコシがないため,力が伝わりにくく, 16Fr -18Fr のカテーテルを使用すると挿入しやすくなり ます.。

ただ強引な導尿操作を行うと, 偽尿道を形成した り,尿道出血をきたしたりするため, 無理をしないことが重要です。

*前立腺肥大などありバルーン留置困難例ではチーマンカテーテルが有用です。

チーマンカテーテルとは、尿道狭窄症例などにおいて、ブジー効果を得ながら経尿道的に 膀胱内に挿入し、貯留した尿を体外へ排出するカテーテルです。

こんな感じのもの

どうしても導尿が不可能な場合, 膀胱穿刺もしく は膀胱ろう造設を行います。

実際在宅で尿閉で呼ばれて膀胱ろう造設はできませんので、実際は膀胱穿刺を行います。

具体的には

超音波にて膀胱内に尿が貯留していることを確認 した後,下腹部を消毒し, 腹部正中で恥骨より1- 2横指上方を穿刺します。 局所麻酔を行いながら膀 胱までの深さを確認します。 

サーフロー針 (18G 程度) の外筒を留置して点滴ルートへ繋ぎエコーで膀胱緊満を解除して抜針します。





手技画像はこんな感じで

You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より

#在宅医療

#経腹壁膀胱穿刺

#尿閉時の対応

#チーマンカテーテル

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