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精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について44~躁うつ病(双極性障害)ってなに?― うつと躁を繰り返す、うつ病とは「別の病気」―

8月12日
読了時間: 3分

躁うつ病(双極性障害)ってなに?― うつと躁を繰り返す、うつ病とは「別の病気」―

躁うつ病(双極性障害)は、気分が落ち込む「うつ状態」と、逆にテンションが上がりすぎる「躁状態」を、波のように繰り返す病気です。うつ病とよく似ていますが、じつは別の病気で、治療法も異なります。だからこそ、正しく見分けることがとても大切です。

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気分が「波」のように上下する

気分が「躁」と「うつ」の両極を行き来するイメージ図
気分が「躁」と「うつ」の両極を行き来するイメージ図
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うつ病と「治療」が違うから、見分けが大切

かつては、うつ病も躁うつ病も「気分障害」としてひとまとめにされていました。しかし今は、国際的な診断基準(DSM-5)でも別の病気として区別されています。いちばん大事な違いは——使うお薬が違うことです。

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躁状態は、本人が気づきにくい

🍶 「酔っているのに、酔っていないと言う」ような状態

躁状態のむずかしさは、本人はテンションが上がりすぎていることに気づきにくい点にあります。お酒に酔った人が「酔ってない」と言うのに似ているかもしれません。そのため、多くの場合はご本人が嫌がりつつも、ご家族に付き添われて受診するという流れになります。周りが変化に気づくことが、とても大切です。

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躁状態のとき、まわりはどうする?

🤝 説得より、「刺激を減らして治療につなぐ」

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言い争わない。躁状態のときは「落ち着いて」と言っても収まりにくく、口論はかえって逆効果です。

🕊️

刺激を減らす。興奮しやすいので、静かな環境で、おだやかに。正論でねじ伏せようとしないことがコツです。

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治療につなぐ。話の向きは「治療・受診」の方向へ。ご本人だけで難しいときは、早めに主治医や医療機関に相談を。

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変化を記録しておく。いつ・どんな様子だったかをメモしておくと、診察でとても役立ちます。

🍀 偉そう・怒りっぽい・しゃべりすぎる——これらは「性格」ではなく「病気の症状」です。ご本人を責めず、症状として受け止めることが、回復への支えになります。

この記事のまとめ

  • 躁うつ病(双極性障害)はうつ状態と躁状態を波のように繰り返す病気

  • うつ病とは別の病気で、治療は気分安定薬が主軸(抗うつ薬中心ではない)

  • だから正しい診断が大切。過去の「上がりすぎた時期」も主治医に伝えて

  • 躁状態は本人が気づきにくい。周りが変化に気づき受診につなぐことが多い

  • 躁状態のときは口論を避け、刺激を減らして治療へ。症状であり性格ではない

# タグ躁うつ病双極性障害気分障害躁状態うつ状態気分安定薬DSM-5病識家族の支えこころの病気 さくら在宅クリニック|神奈川県逗子市(逗子・葉山エリア) TEL 046-874-9475


※この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。診断・治療・お薬は個別の状況により異なります。気になる症状や、身近な方のことが心配なときは、かかりつけ医・精神科にご相談ください。


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