治す医療から支える医療へ

脳外科医の仕事は、病院でしか行えない『治


す医療』最たる領域だと考えます。

そこには、患者さんの価値観や生き方を反映させることは難しい場合多いのです。

一方の在宅医療では治せない病気、加齢に伴う心身衰弱で介護や医療が必要となる『支える医療』だと考えます。こうした医療は必ずしも病院に居る必要はなく、むしろ病院にいることは人生の大切な最後の時間を無為する場合も多く、加齢に伴い認知機能の低下にて病院にいるとせん妄などの病態出現にて沢山の薬で鎮静せざる得ない場合が多々あります。

人は私も含めて必ず死を迎えます。

どんなに困難な人生を過ごした患者さんも、最後の時が心安らかであれば自分の人生に納得がいくのではないでしょうか。

逆にどんなに素晴らしい人生を過ごしていても最後の時が、見ず知らずの人に囲まれ病院のベッドで終わることは、何か悲しい気持ちになるのは僕だけでしょうか。

写真は逗子在住山内明徳様撮影