top of page

夜間の降圧薬内服が心臓リスク低下!

Wake up strokeという言葉があります。「朝になっておじいんさんが起きてこないから、見にいったら動けなくなっていた」心臓や脳の血管性の病気は寝ている間に起こることが多くあります。しかし習慣的に降圧剤は朝飲む処方とされています。これは、起きている時間の方が血圧高くなる為というのが理由かと考えますが、確たる科学的根拠はない処方です。では降圧薬を就寝時に内服したらどうなるか?これに対する研究論文があります。

驚くべきことに、降圧薬を就寝時に内服した群は、起床時に内服した群と比べ、心血管死44%、心筋梗塞66%、冠動脈血行再建60%、心不全58%、脳卒中51%に低下したそうです。夜間の血圧を下げることで、心血管疾患の発症率が下がることが考察されています。もちろん、慎重な考察必要ですが、内服のタイミングをもう少し考えてもよいのかもしれません。

 

You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より


#在宅医療

#降圧剤を飲む時間

# 在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります


逗子、葉山、横須賀、鎌倉を撮影される山内様の写真です

 

最新記事

すべて表示

在宅診療においてせん妄の治療への習熟は非常に重要です

在宅診療においてせん妄の治療への習熟は,認知症患者さんを自宅で診れるか否かの重要な要素でもあります。そうした中でお勧めの良書、というかこれを頼りにせん妄に対する治療行っています『せん妄診療実践マニュアル 井上真一郎 羊土社』。本の帯には、「日本をリードする岡山大学病院精神科...

header.all-comments


bottom of page