在宅医療におけるエコーの役割

僕自身が医師になった頃、頸部エコーの黎明期でした。

今では、ごく一般的な検査となりましたが頸動脈狭窄の診断に非常に有用であることが分かり始め、学会発表などでも一つのセッションになっていました。

なので、研修医の頃夜中にエコー室に入り手頃な被検者(大抵同期の研修医)を見つけて練習していました。

その頃のエコーは大きくて高い4桁万円ものが主流であったと記憶してます。

現在では、私のカバンにはパソコンとエコーが必ず入っており、

イレウス、蜂窩織炎、心不全、胸水、腹水、静脈動脈血栓症の診断に在宅医療では欠かせないツールになっています。

昨日も膵癌術後の腹痛で緊急往診伺い、下図のようなイレウスの典型像(キーボードサインと呼ばれるケルクリング襞の所見、腸管内容物のto-and-flow所見)にて連携医療機関へ連絡搬送し、深夜緊急手術行い、本日朝は目が覚めて元気にしていると朝電話頂きほっと一安心しました。

研修医の夜中にエコーを勉強してよかったと20数年後に実感した夜の帰り道でした。