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在宅医療でも“精密投与”が可能に~クーデックエイミーが切り拓く、新たな疼痛・鎮静管理~

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 6月23日
  • 読了時間: 2分

在宅医療では、末期がんや慢性心不全の患者様に対し、麻薬(オピオイド)や鎮静薬を精密に持続投与するケースが多くあります。これまでは、こうした精密投与には専用の輸液ポンプをレンタルする必要があり、準備にも時間がかかっていました。

しかし今、新たな時代が始まっています。**「クーデックエイミー(Coudéec AMY)」**という名の、在宅でも使用可能な次世代デバイスが登場しました。

■ クーデックエイミーの主な特徴と利点

  • コンパクト&軽量設計 スマートフォンと連携し、操作・設定が可能。 以前のポンプと比較して「重くて移動時に困る」といった声が大幅に減りました。

  • 微細な流量設定が可能 持続投与:0.1mL/hr〜(0.1mL単位) PCA(レスキュー投与):0.1mL〜(0.1mL単位) →従来は0.5mL単位で、微調整が難しかったのです。

  • PCAスイッチがワイヤレス対応 自由な設置が可能となり、在宅でのQOLが大きく向上。 スマホからレスキュー投与の指示が可能で、遠方のご家族の関与も実現。

  • 「予定終了時刻」の明確表示 薬剤の切り替えタイミングが可視化され、薬剤師の負担も軽減されます。

■ 当クリニックでの導入と今後の展望

当クリニックでは、常時4〜10名の患者様がオピオイドの持続皮下注による疼痛緩和を受けています。そのため、まず4台のクーデックエイミーを導入。薬剤師の迅速な対応とも相まって、機器レンタルを待つことなく、必要な時に即時対応できる体制が整いました。

■ まとめ

「在宅だからこそ、できる限りの医療を」それを支えるのが、こうしたデバイスの進化です。クーデックエイミーは、患者様の苦痛を和らげるだけでなく、ご家族・医療者にとっても大きな安心をもたらしています。

在宅医療の未来は、確実に進化しています。

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