top of page

人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて

高度成長期にスーパーという概念を日本に普及させたダイエーの創立者である中内功さんは、強烈な戦時体験をしています。南の島で補給が絶たれた戦況で銃弾でなく、飢餓や病に仲間が倒れていく中で、命を繋ぎとめた思いとして「日本に帰りすき焼きを食べたい」という思いだったそうです。そして、在宅医療おいても食べるという欲求と行為はとても重要と考えます。人はだんだんと食べれなくなります。食べれなくなったら、どうするかは意思決定できる際に確認しておくべきと考えます。具体的には、まだ食べられている患者さんは

・亡くなるとき、食べれなくなる時どうしたいか

・最後まで食べたいか

・亡くなるまで、楽な方がよいか。多少しんどくてもできる限り命をつなぎたいか

すでに人口栄養を行っている患者に対しては

・今の状態は維持していたいという、良いと思える状態か

・水分や栄養は身体で処理できているか

写真は逗子在住山内明徳様撮影

最新記事

すべて表示

高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用について(在宅医療での高マグネシウム血症リスクへの対応)

高齢者の便秘について浸透圧性下剤としては酸化マグネシウムを処方し、特に問題は感じていませんでしたが、昨今、高マグネシウム血症の問題が言われるようになってきています。 ※血清マグネシウム濃度と症状  血清マグネシウム濃度の正常範囲は1.8~2.6mg/dL...

Comments


bottom of page