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レビー小体型認知症の重要な症状と認知症治療

レビー小体型認知症の症状は以下の5つに分けられまず。

重要な順に、1. 自律神経不全型(迷走神経・交感神経節)2. せん妄型(脳幹網様体)3. パーキンソン型(中脳黒質)4. 精神病型(扁桃体~辺縁系)5. 軽度認知症型(大脳皮質)

レビー小体がたまる場所によって、多彩な症状をとります。

レビー小体型認知症は「認知症」がついていますが、認知症のないレビー小体型認知症も存在します。このため、レビー小体型認知症ではなく、「レビー症候群」と呼ぶことを提唱されています。

また、症状の中では、自律神経症状は命に直結するので、最も重要です。

自律神経症状があるかどうかを調べるのに簡単な方法は、起立性低血圧があるかどうかをみます。「高齢者は全員、起立性低血圧があるか調べよ」てもよいかもしれません。

具体的には、ベッドから立たせて3分以内に血圧を測定し、20mmHg以上の血圧低下(or 収縮期血圧100mmHg以下)があるかを調べます。

起立性低血圧があった場合は、血圧を下げる薬を中止し、ドロキシドパ(ドプス)を処方します。

レビー小体型認知症で、「意識消失発作を起こして救急車で病院に行くが、検査結果は問題なく帰宅する」ことを繰り返す方がいますが、これは、自律神経症状です。

レビー小体型認知症は、幻視が有名で、そこに気を取られがちですが、自律神経症状に対しても注意することが必要です。

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