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パーキンソン病を科学する1~多因子疾患としての理解からスタート~

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 5月17日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、さくら在宅クリニック院長の内田です。今回から数回にわたり、「パーキンソン病」について、在宅医療の視点も交えながら、科学的にわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

■ 原因はひとつじゃない?

パーキンソン病というと、ドーパミン不足が原因の運動障害というイメージが強いかもしれません。しかし近年では、「単一の原因では説明できない」多因子性疾患として理解されています。

遺伝的背景や環境因子、加齢、神経炎症など、さまざまな要素が複雑に絡み合い、発症に至ると考えられています。

■ 症状の波「オン・オフ現象」や「ウェアリングオフ」

進行に伴って現れる「オン・オフ現象」や「ウェアリングオフ現象」は、在宅生活にも大きな影響を与えます。これらに対処するためには、ドパミン補充療法に加え、ドパミンアゴニストMAO-B阻害薬COMT阻害薬、さらには**ニュープロパッチ(経皮吸収型製剤)**といった治療選択肢を適切に組み合わせる必要があります。

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