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パーキンソン病とレビー小体型認知症の症状と治療

パーキンソン症状は、筋肉に力が入りその力が思うように抜けない固縮と、勝手に動いてしまう振戦が代表です。固縮とは簡単に言えば身体が固まったような状態を示す言葉であり、振戦とは震えているような症状です。そしてレビー小体型認知症においては固縮が生じますそれも歯車様固縮と呼ばれる固縮です。肘などを他動的に動かそうとするとカクカクと歯車のような動きを生じます。

そしてパーキンソン症状の治療薬は、パーキンソン病には良く効きますが、レビー小体型認知症によるパーキンソン症状には効果があまりありません。そしてレビー小体型認知症における特徴の一つとして薬剤に対する過剰反応が挙げられます。このためレビー小体型認知症にパーキンソン病の治療薬を投与すると効果ない為増量されていきパーキンソン病薬の副作用が出てきます。これがレビー小体型認知症の症状を増悪させ興奮・易怒の出現やや幻覚・妄想の悪化などが出現します。

レビー小体型認知症とパーキンソン病の病態は似ており、蓄積する変異タンパクの溜まる場所の違いが異なるだけです。

自律神経障害として交感神経の働きが悪くなっていくことも共通した症状です。心臓に分布する交感神経末端が減少していることを、MIBG心筋シンチで確認することが、レビーであることを確認する一番良い方法だと言われています。MIBG心筋シンチで交感神経末端の減少が確認できる疾患は、レビー小体型認知症とパーキンソン病です。

レビーとパーキンソン病は、最初にレビー小体が現れる脳の領域が違います。パーキンソン病は中脳の黒質領域に限局して変性が起りますが、レビーの多くは大脳など広い範囲でレビー小体が認められるようです。


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