ハイドロリリースを科学する23~【筋膜と電気信号の関係とは?】鍼治療の不思議に科学で迫る
- 賢一 内田
- 3月25日
- 読了時間: 2分
私たちの身体は、思考や心臓の拍動までもが電気信号によって成り立っています。こうした電気信号のやりとりは、身体の隅々まで広がり、絶えず流れ続けています。
■ 鍼治療はなぜ効くのか?
古くから行われてきた鍼治療。「遠くの臓器に効果が出る」「麻酔や鎮痛作用がある」とされてきましたが、現代医学ではそのメカニズムに明確な科学的根拠が乏しいのが実情です。
■ 経絡=筋膜? 半導体としての筋膜の可能性
近年注目されているのが、鍼灸で言う「経絡」と筋膜の交点との近似性です。筋膜は、身体全体を覆う結合組織であり、ただの“膜”ではありません。
筋膜の電気的な特性に注目!
筋膜を構成するコラーゲン繊維は、3重らせん構造を持つ
これは半導体として非常に優れた構造であり、電気を発生・伝導する性質があると考えられています
実際、筋膜は**絶縁体でも良導体でもなく“半導体”**として振る舞い、**圧電気(力が加わると電気が生じる)**も発生すると報告されています
参考文献:Electrical properties of hydrated collagen. II. Semiconductor properties.Biopolymers, 1974
このように、筋膜が生体内の電気回路のように働くという可能性が、鍼の遠隔効果や鎮痛効果の一端を説明する鍵となるかもしれません。
YouTubeで学ぶ!「在宅診療と筋膜アプローチ」
実際の診療現場で、筋膜がどのようにアプローチされ、治療に活かされているのか。その具体例を、YouTubeチャンネルにてわかりやすく解説しています。
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