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ハイドロリリースを科学する21~【腰痛の誤解】実は“椎間板ヘルニア=腰痛”ではない?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 3月23日
  • 読了時間: 2分

「椎間板ヘルニア」と聞くと、多くの方が「腰が痛い」というイメージを持っているかもしれません。ですが実は――

椎間板の突出(いわゆるヘルニア)によって生じるのは、主に**坐骨神経痛(下肢痛)**です。

腰そのものの痛み(腰痛)は、必ずしもヘルニアから直接くるわけではありません。

では、腰痛が出る場合はどういうメカニズム?

椎間板周囲の神経支配は非常に複雑で、以下のような流れで腰痛が引き起こされることもあります

  1. 椎間板にメカニカルストレス(物理的負荷)

  2. 炎症性サイトカインが放出される

  3. 自由神経終末が刺激され、痛みとして認識される

  4. 腰痛として感じる

つまり、**“椎間板性腰痛”**と呼ばれる状態です。

椎間板性腰痛の特徴とは?

以下のような症状がある場合は、椎間板が原因の腰痛を疑います。

  • 椅子から立ち上がる時に腰が痛む

  • 前屈動作で両側に痛みが出る

  • 表面的な痛みではなく、深部にズーンと響くような痛みがある

こうした症状がある場合、ヘルニアではなく「椎間板性腰痛」の可能性を考えてみるとよいでしょう。

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