がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 62
- 賢一 内田
- 2023年9月13日
- 読了時間: 1分

がん緩和ケアにおいて避けて通れないのが嘔気嘔吐の管理であり、個人的には疼痛管理より困難な場合が多いと感じております。
時間軸で考える場合
急性(24H以内):5HT3受容体拮抗薬
遅発性(24H以降):ステロイド
予期性:ベンゾジアゼピン
を使用します。
重症度で考える場合
軽度(食事摂取が可能):
通常の制吐剤
ドパミン拮抗薬:メトクロプラミド・ブロクロルペラジン
ベンゾジアゼピン:ロラゼパム
を使用します。
中等度:5HT3受容体拮抗薬(グラニセトロン)
を使用します。
重度:5HT3受容体拮抗薬+輸液+通常の制吐剤+デキサメタゾン
を使用します。
個人的には適応外使用ですがオランザピンを頻用します。
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