緩和医療で欠かせない持続皮下注射(CSI: Continuous Subcutaneous Injection)です。終末期の患者さんにおいて中心静脈が確保されている患者さん以外において血管確保が難しくなっていきます。
また在宅でのケアにおいて皮下注射の方が管理上も簡便になります(点滴終了後にヘパロックをする、不穏になり自己抜針をする➤これらにおいて皮下注射の方がより容易です)。
そして持続皮下注の一番の利点は、持続静脈注射と同等の効果で、かつ血管確保の必要がない簡便な投与経路という点です。
注意点は
*ブドウ糖は皮下感染リスク高まるのでさけるべきです。
*乳酸または酢酸リンゲル液は血液中HCO3-が皮下に移行しアシドーシスを誘発するため(特に腎機能が悪化しやすい終末期では)使用しないことが望ましいことです。
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