乳がんの治療の副作用について詳述します
まず一般論として、殺細胞薬 は骨髄抑制による発熱性好中球減少症・感染症起こします。
各論としてアンスラサイクリンは嘔気、嘔吐、倦怠感、骨髄抑制心毒性(ドキソルビシン500mg/m2以上で増強する)に注意が必要です。
シクロホスファミドは不妊症(どの抗がん剤でもリスクがある)を生じます。
タキサンは末梢神経障害、脱毛、アレルギー様反応を生じ、手足の痺れを強く訴えます。
分子標的薬に関しては
トラスツズマブ/ベルツズマブによる心機能低下に注意が必要です。
ラバチニブは心機能低下、QT延長(相互作用)、消化器症状、肝障害、間質性肺炎、皮疹など多彩な症状を生じます。
ベバシズマブは肺がん時にも説明したようにVEGF class effectを生じます。
エベロリムス(mTOR阻害薬)は免疫抑制、間質性肺炎、HBV再活性化に注意が必要です。
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