高カルシウム血症の治療は、脱水の改善が重要です。
高カルシウム血症は脱水を誘発して、脱水によって増悪する生理食塩水にて血管内脱水を改善します。
具体的には1日3L程度の尿量確保が必要であり、当日の輸液は大量(24時間で3~4リットル)とします。
ビスホスホネートは、治療薬として使われますが腎機能を悪化させる危険があります。
なので、血管内脱水を補正した後に投与必要であり、腎機能の評価によって容量調整します。
腎不全症例にはデノスマブを使用も検討しますが、
保険適用なし、エビデンス希薄であり、広範な骨転移症例では重度の低カルシウム血症リスクがあります。
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