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がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する12


せん妄の薬 Up Dateしたいと思います。

死亡直前の終末期せん妄は90%の患者に生じ、家人・スタッフの強いストレスとなります。まず治療の決め手は抗精神病薬であるが、睡眠薬(BNZ)の併用が重用されます。

オランザピンは半減期長く、長時間続くせん妄/嘔気に使い易い薬剤です。

口腔内崩壊錠のザイティスが使いやすい薬剤です。

抗精神病薬としては下記の使用が推奨されます。

  • DM-の場合 クエチアピ(25)

  • DM+の場合 リスペリドン(0.5)

  • 1時間あけて同量追加可 3回/日まで

  • 長時間続くせん妄にオランザピン(2.5-5)2時間あけて1日2回まで

抗うつ薬としては下記投薬が有効です。

  • トラゾドン

  • ミアンセリンもモゾモゾする程度の軽度のせん妄に有効です。

ただし終末期せん妄にておいは、そもそも内服困難の場合が多く

  • ①ヒドロキシジン注(25-50mg)

  • ②ミダゾラム注(10mg)

  • 2.5mg-5mgを生食50ml溶解し使用しますが、

  • 在宅医療において使い易い薬剤は、ハロペリドール1A-0.5A/生食50ml 静脈注or皮下注と考えます

#さくら在宅クリニック

#がん緩和ケア

終末期せん妄に対する治療

#在宅医療医に必要ながん治療に関する知識

#逗子、葉山、横須賀市、鎌倉市、横浜市の在宅医療

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