せん妄の薬 Up Dateしたいと思います。
死亡直前の終末期せん妄は90%の患者に生じ、家人・スタッフの強いストレスとなります。まず治療の決め手は抗精神病薬であるが、睡眠薬(BNZ)の併用が重用されます。
オランザピンは半減期長く、長時間続くせん妄/嘔気に使い易い薬剤です。
口腔内崩壊錠のザイティスが使いやすい薬剤です。
抗精神病薬としては下記の使用が推奨されます。
DM-の場合 クエチアピ(25)
DM+の場合 リスペリドン(0.5)
1時間あけて同量追加可 3回/日まで
長時間続くせん妄にオランザピン(2.5-5)2時間あけて1日2回まで
抗うつ薬としては下記投薬が有効です。
トラゾドン
ミアンセリンもモゾモゾする程度の軽度のせん妄に有効です。
ただし終末期せん妄にておいは、そもそも内服困難の場合が多く
①ヒドロキシジン注(25-50mg)
②ミダゾラム注(10mg)
2.5mg-5mgを生食50ml溶解し使用しますが、
在宅医療において使い易い薬剤は、ハロペリドール1A-0.5A/生食50ml 静脈注or皮下注と考えます
#さくら在宅クリニック
#がん緩和ケア
#終末期せん妄に対する治療
#在宅医療医に必要ながん治療に関する知識
#逗子、葉山、横須賀市、鎌倉市、横浜市の在宅医療
Kommentare